闇の中に声があり 一滴の光の粒が 命の炎を 静かに燃えさせ 頬を照らし そして蘇らせる 春の蘭 秋の菊 一つなぎの道標に差し控えるままに 三度美しかろう それは幻か? それとも真か? 春和の下に 響く歌心 露のように消えそうになり 重圧の 灰が現しむ 世界を照らしたもう 魂の魔法は  夜を染める 桜の扇が 今盛りに咲き乱れる 歴史漲る 体に流れる血液と 未来の神話となれ 桜舞い散り 蝶を結ぼう 美したもうこの世界 巡り会おう 響き遠く 銀河超えて 胡蝶蘭 風は遥か 今を生きたもう 人は何を望み 何を捨てるのだろう 何を守り 何を刻むのだろう 美しく散ることは儚き 消えゆくことか? 永遠を知る者の 三度願い 夢と現実を分けるのは  頬を撫でる 滴の筋だけ この夜を 越えれば 明日はまた 生まれ変わる