
街路樹の葉が ため息みたいに落ちてく 君が巻いてたマフラー まだ温度が残ってる 駅までの帰り道 コンビニの灯りが滲んで 言いそびれた言葉だけ ポケットで冷えていく 白い息越しに見えた 君の笑顔に気づけなくて あの日の横顔だけが 今も胸で少し痛む どうしてあんなに優しかったんだろう 君の手も 声も 心も さよならなんてさ、言えなかったのに 冬が来るように 遠ざかって 「またね」って言えたら 変われたのかな 初雪が降った日 想いもほどけた 帰り道に冷えた 夕暮れの匂い ふたり分じゃなくなった ホットティーの湯気 君が貸してくれたCD まだ返せないままで でもそのままでいいって どこかで思ってる 冬の駅で揺れていた 君のコートと僕の声 どこかでまだ続きそうで 踏切の音だけが消えてった バカみたいに素直になれたら あの日の未来 変わったかな 帰り道 影が重ならなくても 君の笑った瞳 探してた 風にさらわれた 「好き」の続きを 初雪が降った日 恋はほどけた それでも君を思い出すたびに 胸の奥が 少しあたたかい さよならの向こう 続いていたのは 悲しみだけじゃない記憶で 歩き出せるようにって そっと教えてくれた 初雪が溶ける頃 また笑えるかな あの日の冬空が まだ背中を押してる 落ち葉の色も、白い息さえも 全部まだ 君に続いてる気がして …ねぇ、覚えてる?


