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私立探偵 濱グリコ「第9話・前編」

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V6

[Intro] ハマの朝には事件がある 昼間だって油断はできない! アタイのカンがまた騒ぐ! 昨日のハナゾノ事件は解決―― ……と思ったら大間違いサ! 港から届いた一通の電報。 「オトコが消えた」 ……って、情報が少なすぎるだろ! しかも名前は―― 「ミスター・ブラック!」 ……なんだいその名前! 悪役の自己紹介かい!? ニャーーーー! [Verse 1] 港へ向かえば 待っていたのはオジョウサマ。 「探偵ハマグリコ……」 「どうしたんだい?」 「昨日は……ありがとう」 「礼ならバラに言っときな!」 「どうして?」 「……アタイ、バラが好きなんだよ!」 ……今のは忘れな! オジョウサマが差し出した一枚の写真。 そこには若き日の彼女と家族。 そして、その隣に立つ男。 黒い帽子。 黒いコート。 名前は―― 「ミスター・ブラック……」 「私の父の親友だった人よ」 [Pre-Chorus] 倉庫に残された古い木箱。 中には一本の赤いバラ。 そして―― 昨日のハナゾノで見つけた あの古いカギ! 「またカギかい!?」 事件ってのは カギを好きすぎじゃないかい! カギの裏には小さな文字。 「S.H.」 ……シ、エイチ? まさかアタイのイニシャル!? ……いや、違うだろ! 探偵が自分の名前で迷ってどうするんだい! [Chorus] 走れハマグリコ! 港の闇を駆け抜けろ! 赤いバラと古いカギ 消えた男の謎を追え! 路地を曲がれば黒い影! 「待ちなーーー!!」 男が走る! アタイも走る! そして―― 転ぶ! 「イタタタ……」 探偵に必要なのは 推理力だけじゃない。 受け身だね! [Verse 2] 男は港へ逃げていく。 その手には一通の手紙。 「返しな!」 男が振り返る。 「ハマグリコ……」 その声―― 「ミスター・ブラック!?」 男は帽子を投げ捨てる! 中から飛び出したのは―― 「ニャッ!」 ……猫!? 「まぎらわしいんだよ!!」 本物のミスター・ブラックは 反対側から逃げていく! 「そっちは先に言っときな!」 [Breakdown] 追いかけた先に 一隻の古い船。 船体に描かれた紋章。 ――赤いバラ。 「やっぱり……」 ハナゾノと港は 最初からつながっていた。 その時、オジョウサマが呟く。 「ハマグリコ……」 「なんだい?」 「私の父は…… この港で誰かを守るために嘘をついたの」 アタイのカンが―― 静かになる。 笑えない話ってのもある。 「だったら……」 アタイはカギを握りしめる。 「その嘘の続きを暴いてやる!」 [Cliffhanger] その瞬間―― 船の中から声が響く。 「ようやく来たか……」 黒い影が現れる。 黒い帽子。 黒いコート。 「ミスター・ブラック!」 男は静かに笑う。 「ハマグリコ…… 君はまだ何も知らない」 「だったら教えてもらおうじゃないか!」 「君の知らない真実は――」 男が一枚の写真を投げる。 写真に写っていたのは―― 若き日のオジョウサマ。 ミスター・ブラック。 そして―― 見覚えのない第三の男。 「この男が……すべての始まりだ」 「誰なんだい!?」 写真の裏に書かれた名前。 ――ハナゾノ管理人。 アタイのカンが叫ぶ! 「……ハナゾノ管理人!?」 その瞬間、船の扉が―― ガチャリ。 [To Be Continued…] 次回! 「海の向こうに眠る真実!」 「オジョウサマの父が隠した秘密!」 そして―― 「トラシッポの正体は!?」 ……そこは今、重要なのかい!?