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風の余白

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君が笑うたびに 夏は少しだけ優しかった 気づかないまま 隣を季節だけが追い越して 大丈夫なんて 簡単に言えた僕は 本当は誰より 君に甘えていたんだ 戻れないことを 責めるより あの日の僕を そっと許せたらいい 風が鳴るたび 君を思い出す もう会えなくても 心は離れない 「ありがとう」だけは 遅すぎても嘘じゃない この夏が終われば 少しだけ前を向けるかな 夕暮れのホーム 見送りもしないままで 言葉より先に 沈黙ばかり選んでた 君がくれた愛は 当たり前なんかじゃなくて 失くして初めて 僕は名前を知った 愛は繋ぎ止めるものじゃなく 自由になっても 残り続けるもの だから今日も 君の幸せを願える それが僕の答え 風が吹くたび 君は笑ってる もう追いかけない それでも愛してる あの日言えなかった 「幸せでいて」が今なら言える 夏が終わっても この想いは優しいままで 風鈴がひとつ鳴った それだけで 今年の夏も ちゃんと終われそうだ