
知らない街みたいだ いつもの道なのに コンビニの白い灯り 濡れたアスファルト 自転車を押す人 閉まりかけのシャッター 何度も通った道なのに 曲がり角をひとつ越えたら 少しだけ 帰り方がわからなくなった 名前を知っているだけで わかった気になっていた 君のことも この街のことも たぶん僕自身のことも Jamais vu 見慣れたものほど 知らない顔をする 変わってない 何も変わってない それなのに 今日は全部 少し遠い Jamais vu 君がいないだけで 世界はこんなにも 初めてみたいだ 冷めたコーヒー 読みかけの本 脱ぎっぱなしのシャツ 窓に映る部屋 昨日と同じものばかり そこに残っているのに 僕だけが 昨日と同じ場所に 戻れない 忘れるって 消えることじゃなくて 触れ方を 少しずつ忘れていくこと なのかもしれない Jamais vu 見慣れたものほど 知らない顔をする 変わってない 何も変わってない それなのに 今日は全部 少し遠い Jamais vu 君がいないだけで 世界はこんなにも 初めてみたいだ Same street Same room Same window Same blue Nothing changed Nothing moved なのに 昨日までの僕が ここにいたことだけ うまく思い出せない Jamais vu 見慣れた景色の中に 知らない僕がいる 変わったのは 街じゃなくて たぶん 街を見る 僕のほうだった Jamais vu ありふれた今日が 少しだけ きれいに見えた それが なぜだか 少し寂しかった 知らない街みたいだ いつもの道なのに 知らない人みたいだ 昨日までの僕なのに

