揺蕩う視界で ずっと眺めていた 鮮やかな色彩で塗り潰された 虚像の群れを 理由を見失った思考は 空白だけを反芻して 誰かの視線に 意味を探し続けている 「足りない」 その感覚だけが 今日も喉を乾かしていく 際限無く求める 愛された痕跡が欲しくて 無意味な肯定を 両手で掻き集めていた プラスチックの箱庭の中で 君はまだ気付かないまま 閉じ切った世界に浮かぶ 七色の有象無象に 時を費やしていた 足掻いて 嘆いて また光を欲しがって そこに救済は無いのに 通知音だけが 存在証明みたいに響いていた 渇いたままの感情は 一体何処に行くというのか プラスチックの箱庭の中で 君はまだ気付かないまま 閉じ切った世界に浮かぶ 七色の有象無象に 時を費やしていた 足掻いて 嘆いて また光を欲しがって そこに救済は無いのに


