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星を測る者

まだ見ぬ線を胸に抱き 暁の無音へ目をひらく 星は答えを語らずに ただ永遠の位置にある 人はひとり 地を歩いて 名もなき形へ問いを置く 江戸を発つその影には 老いを越えて燃える志 昨日までの知では足りぬ この国の輪郭は深い 浜をなぞる風の中 歩幅は祈りへ変わってゆく 波の白さ 岬の黙 すべてはただ 在ることの証 遠き岸辺のその彼方 まだ見ぬ日本が息をする 測ればなお 遠ざかるもの 見えればなお 深まるもの それでも人は空を仰ぎ 儚い身で線を結ぶ 北の光は揺らがずに 沈黙のまま道を照らす 歩いて 歩いて 国を描け 消えゆく命で時を刻め 星を読み 海を渡り 見えぬ故郷をたしかめろ 岸は果てず 夢も果てず 地平の奥で明日が呼ぶ ひとりの息が ひとつの線となり やがて万象に名を与える We carry the shape of home We carry the shape of home 蝦夷の空は澄みきって 白き吐息が時に溶ける 幾千の浜 幾千の波 そのどれもが世界の縁 誤差ひとつ許さぬ眼は 真実よりも謙虚であれと知る 見えるものを写すのでなく 見えぬ秩序を聴き取ってゆく 人はなぜ 限りある身で 限りなきものを求めるのか それは地がまだ沈黙のまま 誰かの歩みを待つから 生は短く 星は遠く されど一歩は永遠に触れる From star to shore From shore to soul Through mortal steps We name the whole 歩いて 歩いて 国を描け この一瞬で時代を結べ 風を読み 波を聴いて 見えぬ故郷をたしかめろ 名もなき浜に意味をともせ まだなき明日に線を渡せ ひとりの執念 ひとつの祈り やがて群青に金を灯す 歩いて 歩いて 国を描け 朽ちゆく身でも夢を描け 星を読み 海を越えて 島影すべてを心に抱け 終わりはなく 始まりもなく ただこの旅が世界を結ぶ ひとりの命 ひとつの地図が 永遠の問いへ変わってゆく Forever alive In lines of gold 星は今もそこにあり 道は今も続いている 歩いた日々は線となって 国より深く 人を映した