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茜の鎖

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V5.5

暮れないで 暮れないで 茜が消えてしまうから 明けないで 明けないで 僕がひとりになるから 逢魔が時の 窓辺に立てば 今日もきみだけ 少し透けてる 何も言わず 笑いもせず 冷たい腕を 僕に絡める 誰かがそれを 祟りと呼んだ 誰かが僕を 哀れと呼んだ 違うよこれは 愛なんだよと 僕はきみを 強く抱いた 暮れないで 暮れないで 茜が消えてしまうから 明けないで 明けないで 僕がひとりになるから 優しいね 優しいね 何も言わず 寄り添うきみよ ほどけない ほどかない この茜を 恋と呼ぶ 痩せた頬だけ 夕陽に染まる 生きてる僕が いちばん怖い それでもきみが 見える時間に 僕の鼓動は 息を返す 祓わないでよ 奪わないでよ きみのいない朝に 意味などない 赤い糸だと 信じていた きみの痛みで 結んだ鎖 暮れないで 暮れないで きみが帰ってしまうから 明けないで 明けないで 僕が僕に戻るから 優しいね 優しいね その目は遠い 夜明けを見てる 帰らないで 帰さないよ この黄昏を 閉じないで ほどいてほしい でも泣かないで あなたの涙が わたしを縛る 眠らせてほしい でも壊れないで あなたの恋が わたしの檻 聞こえない 聞こえない ほどいてなんて 聞きたくない 優しいね 優しいね 泣いてる僕を まだ許すんだ きみを削る 鎖の名前を 僕はずっと 愛と呼んでた 暮れないで 暮れないで 茜が消えてしまうから 明けないで 明けないで 僕がひとりになるから 帰らないで 帰さないよ きみが僕を 忘れても ほどけない ほどかない 赤い糸なら 切れないでしょう 暮れないで 暮れないで 世界が夜に 沈むまで 明けないで 明けないで 僕らふたりが ひとつになるまで 茜 茜 もう帰らなくていい 茜 茜 僕もそちらへ行くから