
寂れた街 誰もいない駅 静かな構内に 二人の姿 悲しい別れか それとも旅立ちか それは私には 分からない 少し話した後、何も言わず 俯いたまま 発車する 涙は風に乗り少女の音になる ただ静かに音を紡ぐだけ 涙は風に乗り少女の音になる ただピアノは音を紡ぐだけ 寒い雨の夜 誰かが一人立つ 迎えもない 思いふける男 悲しい顔か それとも哀愁か それは私には 分からない 少し街を見て、ポツリと言う 何も変わらない 目を細めて 香りは風に乗り男は懐かしむ ただ微かに鼻をくすぐる 香りは風に乗り男は懐かしむ ただピアノは音を紡ぐだけ この町は物語がいくつも通り過ぎる ピアノはそれを静かに見届けて佇むだけ 涙は風に乗り少女の音になる ただ静かに音を紡ぐだけ 涙は風に乗り少女の音になる ただピアノは音を紡ぐだけ 誰かが言った 海と山が見える この駅は きさらぎ駅

