
FIVE CENTIMETERS #WelcomeNextStage
[Intro] くたびれた青の端っこで 真新しいシールが光ってる 捨てられるには ずいぶん綺麗な脚だった 通り過ぎて 次の角でUターン 「あの、すみません」 [Verse 1] 猫みたいな脚をして ずいぶん澄まして立っている 擦れた木肌の曲がり角 指が勝手に遠回りした 荷台の隅を空けてみれば 予定がひとつ横へずれる 持ち上げた青は重たくて なんだか少し笑えてきた [Verse 2] ひっくり返せば古い金具 見えない場所ほど丁寧だった 指で辿って 手を止めて 二度ほど見直した そこに映った見積額 ゆっくりと冷めたコーヒーを 口に運ぶ [Pre-Chorus] 擦れた青の写真の横 布を一枚ずつ並べてく 朝にはこれだと思った色を 夜には束へ戻してる 最後まで帰らない一枚が また青だった [Chorus] まだここにない青のため 窓のそばだけ空けてある 古いランプを置いてみて 少し離れて首を振る あれもいい これもいい 昨日と答えが違ってる 戻ってくるころこの部屋は どこまで変わっているだろう [Verse 3] 布の小さな切れ端を 窓の光に透かしてみる 朝は明るく 夜は深く 見るたび少し色が違う 床に置いたり 壁に当てたり 最後はカウチの写真の横 [Pre-Chorus 2] 知らない番号から着信 短い話が終わる前に 窓のそばへ目が向いた ランプを少し左へ寄せる もう一度見て もう少し寄せる 空いた場所が やけに広い [Bridge] 玄関を開けた向こう側 あの日の木目が覗いてる 残してもらった細い傷 指でひとつ確かめた 張り替えられた深い青 朝の光をまだ弾く 四本の脚が床につく 少し離れて また近づいて 五センチだけ動かして そこで 手を離した [Final Chorus] 窓のそばに青を置いたら 古いランプがよく似合った 少し離れて眺めてみれば さっきと部屋が違って見える もう触らないつもりだった 棚へまた手が伸びている 直すところを探したけれど 今日は何にも見つからない 青を一度 手でならして 左の端へ身体を落とす [Outro] 新しい青が 少し沈む 肘を置けば 木が鳴った 一度立って 窓を開ける 風が入る 振り向けばまた 青が見える

