
[Short Intro] [Industrial neon buzz] [Heavy solid mechanical hum] [Short gritty slide guitar intro] [Verse - Flat Monotonous Robotic Voice] 朝のサイレンが スラムに響きわたれば 俺の胃袋も 悲鳴をあげる 上層階層(アッパー)の奴らは「リンゴ」ってやつを 皮ごと齧るとかいう 馬鹿げた噂話(つくりばなし) 天然の果実(ナチュラル・フルーツ)? 冗談じゃねえ、見たこともねえよ 俺たちの朝食は いつでもこれさ 手のひらに転がる 蛍光グリーンのビタミン補給錠 それと 100%完全栄養エナジー・ブロック [Pre-Chorus - Tight Staticky Spoken Word] だけどな、兄弟、こいつをそのまま 噛み砕くのはシロウトさ 俺の特製レシピを 見せてやるよ ブロックをナイフで 限界まで薄くスライスして カプセルを割って、中の酸味パウダーを 均等にまぶすのさ [Chorus - Vocoder Heavy Distortion] いいか、こいつを錆びた鉄板で 30秒 表面がチリチリと 焦げて泡立ち始める パッケージに書かれた「バニラ・フレーバー」の香りが 部屋に満ちりゃ イカレた脳の神経(ニューロン)も 歓喜のダンスを踊り出す サクッと齧れば 口の中で化学の旨味が 爆発するぜ [Verse 2 - Flat Monotonous Robotic Voice] 昼の配給は 乾燥クラッシュ・ビートル 見た目は完全に 鉄くずと変わらねぇ 昔の人間は「ウシの肉」ってやつを 網で焼いて 滴る脂を楽しんだらしい ウシ? ブタ? トリ? 実在すんのかよ、ソイツら 強制履修(カリキュラム)の刷り込み映像(ホログラム)でしか 見たことねえ そんな幻影(ゴースト)を 羨んでも 腹は膨れねえだろ? 俺には このゴウセイパウダーと コンテナに隠した濃縮アミノソースがある [Pre-Chorus - Tight Staticky Spoken Word] ゆがんだフライパンに 再生工業油を 引いて ビートルをザッと 放り込んでバーナーで炒める カリカリに火が通ったところで ソースをドボドボと注ぐ ジュウウウ!って ゴキゲンな音と 焦げたアミノ酸の煙! [Chorus - Vocoder Heavy Distortion] 濃縮された塩気と パウダーの「シュリンプ風味」 おいおい、この匂い、隣のサイボーグの鼻(センサー)も 狂わせるぜ 「本物のエビ」ってやつが どんな味かは 知らねえが このカリカリの殻と 科学のコクがありゃ、これが俺のエビさ! 配給仕様の大衆飲料(フェイク・コーラ)で 流し込めば 胃袋が熱い 熱いエネルギーで 満たされていくのさ [Short Guitar Solo] [Glitchy electronics and metallic reverb] [Bridge - Slow Monotone Melodrama] 管理階層(マスターズ)の綺麗な部屋で 本物を食う奴らになんて このジャンクの 狂おしい美味(ウマ)さは 一生分からねえだろうよ アイツらは ステータスを楽しむために 喰ってるだけだろう? 俺たちは 生きるために、この一皿を 最高に楽しんでるのさ [Chorus - Vocoder High Intensity] 天然素材が なんだってんだ 合成ブロック、カプセル、虫の粉 マズイはずの配給を 世界一のゴチソウに 変えてやる [Short Outro] [Crunchy capsule biting sound] [Fading guitar] [Neon short-circuit spark] それがこの最下層(アンダー・セクター)の 生き様…… 俺の 俺達のブルース…… [Sudden End] [Fade Out]

