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帰り路の神和ぎ #DBO2026

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V5.5

灯をともせ 道をひらけ 山の端越えて 川霧わけて 祖の御霊よ 今宵 帰りませ ヨイサ ヨイサ 火を絶やすな ソレ ソレ 輪になって ヨイサ ヨイサ 御霊を迎え奉る 宵の静寂に 鐘ひびき 風に揺らるる 白き幣 遠き御代より 連なりし 名なき祈りを 手向けましょう 稲穂の匂い 土のぬくもり 忘れじものを 胸に抱きて こちらへ こちらへ 迷わぬように 赤き灯 青き灯 標となさいませ ひと夜かぎりの 集う場所 われらが輪の中へ 舞えや 歌えや 月の下 祖の御霊を 迎え奉る 廻りて 踊れや 夜の輪よ 生ける者も ゆきし者も 今宵ばかりは 手を重ね 同じ鼓に 歩みを合わせん ヨイサ ヨイサ 輪の外に 影ひとつ 輪の内に 影ふたつ 誰ぞ呼ぶ声 笛の音か 名を失くしたる 古き歌 水面に映る その顔は われか あるいは父祖なるか 袖は触れねど 息近く 人影だけが 増えてゆく ひとり ふたりと 帰り来て 輪はなお深く 夜へ沈む こちらへ こちらへ 火のある方へ されど帰り路 見失うなかれ 明けの鳥鳴く その前に 懐かしき家路を 渡りませ 舞えや 歌えや 星の下 祖の御霊を 迎え奉る 巡れ 踊れや 果てなき輪 昨日も明日も 溶け合いて 古き拍子に 身をまかせ 名もなき時を 渡りゆかん 誰ぞ 輪の外より われを招くは 誰ぞ われの口にて 歌を歌うは hm… 灯は幾重にも 分かれて 影は人より 長く伸びたり 山は遠のき 空は低まり 村の境は もう見えぬ 帰りませ 帰りませ されど いずこへ 帰りませ 帰りませ 然らば 己が家へ ヨイサ ヨイサ 鼓は止まず ソレ ソレ 輪は連なり ヨイサ ヨイサ 足は止まらず 父祖の御霊よ われらを見そなわせ 舞えや 歌えや 夜の底 父祖の御霊と ともに舞わん 廻りて 歌えや とこしえの輪よ 生も死も 名も時も ひとつの響きに 還りゆく 迎え奉る 送り奉る されど今宵は まだ帰すまじ 火の粉散るまで 月の果つまで われらが輪にて 舞い明かさん 灯を伏せよ 道を閉ざせ 東の空に 白み差す 父祖の御霊よ 安らかに まためぐる宵まで 帰りませ ヨイサ…ヨイサ…