【Verse 1】 くるり くるり 時計の針 眠りかけた街を廻る 誰も知らない扉の向こう 鈴の音だけ 先に歩く 小さな靴で 階段を降り 知らない庭に迷い込んだ 薔薇の名前を尋ねたけれど 花は黙って 首を揺らした 【Pre-Chorus】 空っぽの鳥籠 揺れているブランコ 「こちらへ」と呼ぶ声は どこから聞こえるの? 【Chorus】 ひとつ ふたつ 灯りを消して 三つめの月に願いをかける 硝子の森を抜けた先で 誰かが私を待っている くるり くるり 夢は廻って ほどけたリボンが宙を舞う まだ知らない名前を呼ばれて 私はそっと 振り向いた 【Verse 2】 古びた絵本 頁をめくる 昨日の私が描かれていた 白いドレスと 銀の杖 笑っているのに 目だけが遠い 「願いは叶う」と書かれている その下だけが黒く滲んで 指でなぞれば 甘い匂い 知らない記憶が 喉に残った 【Pre-Chorus 2】 鏡の中では 時計が逆さま ひとつずつ消えてゆく 私の帰る場所 【Chorus 2】 ひとつ ふたつ 扉を閉じて 三つめの鐘が夜をほどく 硝子の森は深く沈んで 足跡さえも消えてゆく くるり くるり 影が踊って 誰かの笑い声が近づく 「まだ帰れる」と呟いたのは 私だったか わからない 【Battle Verse】 黒い花びら 空を裂いて 名前のない獣が降りてくる 銀の杖を強く握れば 指の隙間から 赤い糸 ひとつ 斬って ふたつ 避けて 三つめで 鐘が鳴る 硝子の羽根が砕け散って 足元から影が伸びてくる 回る 回る 世界の中で 誰かの悲鳴が私を呼ぶ 【Battle Pre-Chorus】 まだ終われない まだ倒れない 胸の奥で何かが騒ぐ 白いリボン 黒く染まり 知らない力が 指先を走る 【Battle Chorus】 くるり くるり 刃を廻して 赤い月まで駆け上がる ひとつ ふたつ 影を裂いて 三つめの鐘を撃ち鳴らす くるり くるり 夢を壊して 砕けた硝子が雨になる 倒れた影を見下ろしたとき そこにあったのは―― 私の顔 【Bridge】 白い手袋 片方だけ 赤い糸が指に絡む ほどけない ほどかない 願いだったもの あの日の杖は いつからか 錆びた鍵に変わっていた 鏡の向こう 知らない少女が 私を見て泣いている 「どうして?」 声をかけた その瞬間 鏡が 笑った 【Final Chorus】 ひとつ ふたつ 灯りが消えて 最後の月も硝子に沈む 薔薇の庭には誰もいなくて 古い時計だけ 歌っている くるり くるり 夢は廻って ほどけたリボンが黒く染まる 「おかえり」と呼ぶ声のほうへ 私はゆっくり 歩いてゆく 誰かを守るためだった 誰かを救うためだった その手に残ったものだけ どうしてこんなに冷たいの 【Outro Chorus】 くるり くるり 夜は廻って 知らない扉がひとつ開く 鏡の中の少女が笑う もう一度だけ 杖を握って 今度は誰を 救えばいい? 【Outro】 鈴がひとつ 遠くで鳴った 時計はもう 動かなかった 【MC】 ねぇ、魔法少女の成れの果てって知ってる? それはね… 魔女。



