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冷笑モード

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[Verse 1] 朝からニュースは 同じ顔 「希望」とか言ってりゃ食えるんだろ 広告まみれの青空に 溶ける前に目を逸らした [Pre-Chorus] 正しさってやつは 誰のご都合? 飾りなら 安っぽい [Chorus] 逃げろ 拍手喝采より無音の方がマシ 縛られた常識なんて燃やせばいい 賢そうなフリで笑う群れの中 一緒に死ぬより 孤独に生きたい 毒を飲み干して [Verse 2] きれいごとのマニュアル抱えて 道化師みたいに踊る街 拍子を外したら罰ゲーム 笑えるだろ 全部茶番だ [Pre-Chorus] 「努力」と「夢」で味付けされた 腐ったスープは もういらない [Chorus] 逃げろ 正論なんて足枷にしかならない 口先の友情なんて捨てちまえ 腐りきったルールで競うくらいなら 失敗ごと抱いて転んでたいだけ 毒を吸い込んで [Bridge] 誰かの正解に生きてるくらいなら 間違いだらけで十分だろ [Final Chorus] 逃げろ 祝福よりも嘲笑が似合う夜 仮面ごと剥がして 笑ってやれ くだらない未来に祈るくらいなら いっそ壊して ゼロから始めよう 毒を飲み干して ------------------------------------------------------------ ## ライナーノーツ|冷笑モード ## 世界はいつだって「正しさ」を押しつけてくる。 ニュースも、広告も、マニュアルも──全部同じ顔をして、息苦しい秩序をなぞってる。 そこに居心地の悪さを覚えた時、人は二つの選択肢を突きつけられる。 群れに紛れて笑うか、孤独を背負ってでも自分で在るか。 この歌は、後者を選んだ者の記録。 「逃げろ」という叫びは臆病の証拠ではなく、むしろ不条理を笑い飛ばすための冷笑だ。 拍手や正論や友情といった“美しい言葉”に酔わされるくらいなら、 間違いだらけで転んで、傷ついて、それでも自分の足で立つ方がまだましだ。 サビで繰り返される「毒を飲み干して」というフレーズは、 現実に充満する虚飾や偽善をあえて呑み込み、笑いに変えてしまう逆説的な強さを示している。 それは破滅的でありながらも、最後に残る「ゼロから始める」ための浄化儀式のようでもある。 「冷笑モード」とは、嘲笑でも諦念でもなく、 不条理の中で呼吸し続けるための姿勢そのもの。 冷笑を武器にして生き延びようとする、ひとりの生の証明である。