
久しぶりに聴いた曲が 思ったよりも良かった あの頃とは違うところで 今さら耳に残っている 飽きたからって片づけた 服をまた引っ張り出して 鏡の前で袖を通せば 前より少し似合っていた 変わったものと 変わらないもの どちらもここにあって 懐かしいだけじゃないことが なんとなく嬉しかった もう一度好きになる それは戻ることじゃない 知らなかった良さを知って 同じものを選び直す 遠回りしたぶんだけ 見えるものも増えていた 古くなったんじゃなくて 長くあったこだわりだけだった 昔よく行った店は 知らない名前になっていた それでも眺めてしまう癖は 身体のどこかに残ってる 流行り廃りを繰り返して また似たものが並んでる 「懐かしいな」と笑うけど あの頃とは少し違う 何年経っても 残るものなら 理由くらいあるんだろう 忘れたあとで気づくことも 案外悪くはないな もう一度好きになる それは真似をするんじゃない 昔のまま抱えるより 今の感覚で選びたい 避けてきたぶんだけ 似合うものも変わっていた 新しいとか古いとか そんなに大事じゃなかったんだ

