
静かな鼓動だけが灯る部屋 ふたりの影が重なって 息をひとつにしたあの夜 ずっと胸の奥で 音を立ててる カーテン越しの街灯が 君の肩におちて 透けるフィルム 指先が ゆっくり確かめた距離 ほどけるリボンみたいな沈黙のあと キスは短くて 深くて ながくて まだ怖いくらい やさしくて 一枚ずつ 殻がほどけて 「ほんとう」がふたりを包んだ夜 これは 声じゃなくて、温度の記憶 触れるたび 溶けていった 輪郭の向こう “いま”が永遠って どうしてこんなにも 静かに、ちゃんと 確信できたんだろう 君に預けたのは 心でも言葉でもなくて まっさらな夜に閉じた、 たったひとつの “Envelope” 灯りを落とした時計の音 鼓動とまざって メトロノーム 手と手がすべるたび、 “好き”が 皮膚の奥までしみこんでく 言葉にしなかったこと全部 君のぬくもりが答えになって もう 何も隠せないほど “きみ”であることが、僕のすべてになった これは 忘れるためじゃなくて “生きている”と確かめた証 名前を呼んだ あの夜のリズム ずっと、曲にして しまっておきたい 君に出会って、愛して、溶けた 午前3:12の ひとつの夜 この封筒を、静かに開けるたび 君のことを、また愛してる。

