霧に沈む森 消えた灯火 赤い頭巾を抱いて 私は佇む 静かな街に 鐘が鳴る 幸せの日々は 崩れ落ちた 父の声も 母の温もりも 妹の笑顔も消えた 残された 赤いナイフ 震える指で 握りしめる 狼が奪った そう言えば 涙は少し軽くなる 森の奥に 立つ狩人 黒い影が 語りかける 「君はまだ知らない」 その言葉を 私は拒んだ 赤い頭巾よ 答えて この痛みは誰のもの? 壊れた愛を抱きしめて 私は何を守ったの? 燃える森よ 灰になれ 嘘も願いも消してしまえ 優しい顔をした怪物が 今日も私を救ってる 猟銃の跡 錆びた刃 毒の果実が残した証 誰も疑わない物語 森の狩人は狼になった 怒りに染まる 声の中 彼はただ 首を振った 「違う」 その言葉だけを 残して 赤い炎が 夜を裂く 古い小屋は 灰になる 最後に見た その瞳は 憎しみではなく 悲しみだった 赤い頭巾よ 答えて これで終わったのでしょう? 奪われた愛を抱えて 私は明日へ歩き出す 燃える森よ 灰になれ 罪も痛みも消してしまえ 優しい顔をした怪物が 今日も私を救ってる 灰になった森の中で 小さな花を摘みながら 私は知らない 知らなくていい あの日の真実を 私はマリア 愛された少女 そう信じて生きていく