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生と死の境界線

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[Verse 1] 朝、洗面台で鏡の中の顔が 少し遅れて「私」を名乗る 名前を呼ぶ声が 途中で意味を変える そのわずかなズレで 見えていた世界は別の顔になる程 あとから輪郭を持ちはじめる 記録の中の私と この床に立つ私 どちらが本体で どちらが残像なのかもう分からない 鏡の中の顔は 私を説明しているだけなのかもしれない [Pre-Chorus] 選ぶ度に 選ばなかった私を遠ざけていく 選択しなかった未来に置いてきたものだけが あとから私の名を別の声で呼ぶ 進むしかないなら どこまで行けば同じ自分でいられる この選択をした私は本当の私なのか 今の私は生きていると言えるのだろうか この境界は外側に引かれた線じゃなく ずっと内側で削れ続けている [Chorus] 生って、何を以って生って言うのか どこで終わりに線を引くのか 私が生きてる証拠はどこにあるのか ほどけることなのか 途切れることなのか 自分を自分と呼べなくなることなのか 見えているのに 掴めないままでも 私はまだ ここにいるのか [Bridge] 選んだこの未来で 私の名を呼ぶ人はもういない 誰の記憶にも残らず 誰の目にも映らなくなって それでも私は 生きていると言えるのか それは死んでいることと 何が違うのか 昨日の続きがなくても 今日という概念は始まるのか ここで止まった 呼吸ひとつの重さで どこまでを 生きたと言えるんだろう 境界は毎日削られ書き換えられ 深い亀裂となって 私の内側に残り続ける [Last Chorus] 生って、何を以って生って言うのか どこからが終焉なのか 私はもう死んでいるのか 死はどこから始まるのか 何を失えば死と呼べるのか 私はまだここにいるのか 忘れられても 名が剥がれても 終わりきらないものが まだ呼吸している 私は選ぶ 今日を選ぶ 返事のない夜を越えて 空白ごと抱えながら 見えなくなった未来へ もう一度、手を伸ばす 私はまだ生きている 私はまだここにいる 生と死の境界線 境界の向こうじゃなく この胸の奥で 何度も鳴るこの鼓動だけが 私がまだ生きている証