
罪ごと連れて 翼を なくしたまま 私は 地獄へ落ちた 白い羽は 塵になって 祈りの跡に 黒い雨 救ってはならぬ 魂へ 私は手を 伸ばしてしまった 神の声は 扉を閉じて 光は冷たく 背を向けた 罪の名前を 胸に抱いて 私は底へ 落ちていった 地獄の風が 頬を舐める 翼のない 天使なんて 牙ある者の 餌になるだけ そう思って 目を閉じた 罪ごと連れて 黒い翼で 神のいない空へ 私を攫って 祈れない この唇に あなたの名前が 光を灯す 罪ごと連れて 壊れたままで 地獄の底で 初めて空を見た あなたは笑う 悪い顔で 私の傷を 覗き込んだ 喰らうでもなく 裁くでもなく ただその腕を 差し出した 「誰かを救って 落とされたなら そんな神など クソ喰らえだ」 その言葉だけ 焼けるように 私の胸を 生かしていた 天へ昇る それだけで あなたにとっては 重い罪 どうせ罪なら 大も小もない 俺には翼がある 行こうぜ おまえが 生まれた場所へ 罪ごと連れて 黒い翼で 神のいない空へ 私を攫って 祈れない 私の胸に あなたの鼓動が 翼をくれる 罪ごと連れて 光の中へ 落ちるように 昇っていく 天使と悪魔の 行方なんて 誰にも 分からなくていい 翼を なくしたまま 私は 光へ消えた あなたの 黒い翼で 罪ごと 連れて

