
換気扇の下 火をつける 仕草の 風もないのに 囲った 手のひらが 僕の心を 守る 唯一 なんだろう ぼんやりと そんな事を 考える 譲り合った 最後の 一本が 何よりも 雄弁に 「愛」を 叫ぶ とはいえ 深く吸う この紫煙が 愚かな エゴを 自覚させる 君の 痛みで 肺を 満たせるなら そのまま 息を 止める つもりはあるけど 「もっと 寄り添って」という 君を 「愛してるよ」なんて 言って 煙に 巻く 赤い的 焦げ付いた 喉 フィルターの 熱さを 指に 残して 触れようもんなら すり抜ける 実体のない 想いを どうか 言葉に 灰になる 寸前の 日々が 落ちないよう 震えを こらえてる 膝に 落ちた 不安 払おうとして 余計に 黒く 擦り付けて しまう 呆れた顔に 苛つく自分の 不甲斐なさは 揉み消した たぶんさ 欲しい言葉じゃ ないんだろうな わかっちゃいるけど 出るもんしか出てこないんだよ。 燃え残った 最後の 一本が 何よりも 雄弁に 「愛」を 歌う とはいえ 深く吸う この紫煙が 救えない 本音を 自覚させる 赤い的 焦げ付いた 喉 フィルターの 熱さを 指に 残して 触れようもんなら すり抜ける 実体のない 思いを どうか 言葉に 赤い火が 焚き付ける から この胸の 熱さを 歌詞に 残して 触れようもんなら やけどする 実体のない 愛を どうか 君に そう決めた あとでまた 日々に 追われる 振りをして 愛してるよなんていって 煙に巻く 燻らせた 11mgの 重い煙に。

