っ……! 鎮まれ…! 目が…… 目がぁぁっ……!! 封印していた 邪竜の力が…… 目覚めてしまったわ…… なんて言ったらすぐ はいはいって言われちゃうでしょ? わかってる わかってる もっと静かに そっと ほのめかす 程度に そう 風が吹いたら 遠くを見つめて 「動き出したか…」 これで完璧 全部は言わないの ほのめかすの もしかして 何かあるの? そういう雰囲気が大事なの 私の一手は すでに打ってあるわ 右手に包帯ぐるぐる 時折痛む仕草 テンプレすぎて 面白みがないわ 目立ちすぎるのよ そっと手のひらを 少し浮かせて 視線だけを 動かすの まるで妖精を 目で追っているかのようにね そして少し微笑むの どう? これで私は 見えないものが 見える人 私には 妖精達が 見えているのよ 魔法えいしょう? 確かにかっこいいわ でもね むえいしょうが 最強に かっこいいのよ 少し 口だけ動かすの 声は 出さないわ 炎は さすがに 出せないから 風が吹くタイミングで おこなうと 効果的ね スマートに かっこよく 少しの謎を ほのめかせて バレるか バレないか その境目を攻めるのよ ……見えた 風が教えてくれたわ  やっぱりね そっと視線を逸らして 意味ありげに微笑むの 全部言ったら つまらないでしょう? わかる人だけ わかればいいの 「風が さわいでる…」 私は風を操るの そして―― 私は 世界を支配する