
午前四時半 眠らない街も 少しずつ 静かになってく 昨日みたいな 今日だったのに 終わると思うと 少し寂しい コンビニの前 ぬるくなったソーダ 撮りすぎた写真 百何枚 どれも少し ブレているけど 消したくないって 思ってしまう 空の端が 青からピンクへ ゆっくり 変わっていく あと何分で 今日が昨日に なるんだろう 朝焼けバックアップ 今日を保存して 笑った声も 走った夜も 全部そのまま 朝焼けバックアップ 消えないように 君と見た街を 光の中へ アップロードして いつか忘れても 開けばきっと ここへ戻れる 朝焼けバックアップ 始発の電車 動き始めて ホームの灯りが 朝に溶ける 「また明日」って 言えばいいのに 今日はなんだか 言えないままで スマホの中の 最後の写真 朝日に透けた 君の横顔 きれいすぎて 少し笑って 保存ボタンを そっと押した 街のノイズが 鳥の声へと 少しずつ 変わっていく 夜の続きが 朝になるだけ なのにどうして 泣きそうなんだろう 朝焼けバックアップ 今日を保存して 既読の光も 放課後の風も 全部そのまま 朝焼けバックアップ なくさないように 君といた時間 光の中へ アップロードして 何年先でも 開けばきっと 同じ空になる 朝焼けバックアップ もし今日のこと 全部いつか 思い出せなくなっても この胸のどこかに ひとつだけ 残っていればいい 君と見た この朝焼け 朝焼けバックアップ 全部保存して 笑った声も 泣きそうな顔も 夜のネオンも 朝焼けバックアップ 今日を閉じる前に 君といた世界 光の中へ アップロードして 青春ログインした あの放課後から ネオン既読の 眠れない夜まで 全部つながって 今ここにある だから最後に もう一度だけ 朝焼けバックアップ 消えないで この瞬間 BACKUP COMPLETE 「また今日ね」 ©️ytsgax

