
君を知らないはず 初めて交わした視線が 知らない季節の続きを開いていく 誰かの記憶が僕を追い越して まだ名前も持たない物語が 静かに息を始めた 世界地図の2つの点が 君へ向かう道だけない だから迷うたびに 僕らは近づいていたんだ 君は光じゃない 光が君を思い出した瞬間なのか 旅してきた粒子みたいに 何億もの夜を越えて降り積もる まだ会う前の記憶みたい でも笑顔ひとつで 知らない昨日まで愛しくなる 風は言葉より先に 優しい輪郭だけを運んで 君と並んだ沈黙は どんな会話より懐かしかった 世界地図の二つの点は まだ結ばれていない だから迷うたびに 気づけば僕らは近づいた 僕らは出会ったんじゃない 離ればなれだった時間が ようやくひとつの 朝に 重なっただけ 君を… ナマエを呼ぶたび 少しだけ明るさを増していく 運命なんて言葉じゃ 足りないほど自然に 僕の未来へ君が溶け込んでいた いつか別々の空を見上げても 同じ光は胸の中で息をする 出会いは始まりじゃなく 思い出してしまった奇跡だった あの日見つけた輝きは 空ではなく ずっと前から 僕の中で君を待っていた

