
[Intro] (Sad piano solo, fading in with distant festival sounds) [Verse 1] 空に響く 太鼓の音が 祭りの始まりを 告げてるみたい 今年もまた この季節がやってきたんやね 「また来年も」って あんたが笑った横顔探すわたし 人波に 流されそうになって 繋いだ手の温もり 今も指先に残ってる げんぱちばしの 灯りが揺れるたび あの日別れた 記憶が水面に滲んでゆく [Verse 2] げんぱちばしの たもとで立ち止まる 湿った風が 浴衣の裾を揺らした 「はぐれんように」って あんたが握った手 汗ばんでて ちょっと不器用やったね おおかわに映る 提灯の灯り 奉納花火が 空を派手に割るたび ぎゅうって力込めて 離さへんつもりやったのに 人波に押されて 指先がするり、と [Chorus] なんで手を離してもうたんやろ それが終わりの 合図やったんかな 混雑の中 見上げた夜空 花火が綺麗すぎて 涙がこぼれそうやった 「ごめん」も「さよなら」も はなびのおとにかき消されて あんたの背中が 人波に溶けていく [Bridge] スマホの画面 ずっと見てるけど あんたからの通知は ひとつもあらへん 「既読」すらつかん 静かな夜 祭りの喧騒が 遠くで響いてる [Final Chorus] 手を離したあの時 本当は気づいてたんやろ 引き留めることなんて できへんかったんやね もう二度と戻らん この夏の夜 大川の川面に あんたの影を探した 最後に見上げた 花火の残像だけが 私の中で 今もチカチカ震えてる [Outro] (Slow piano fade out, distant festival drum beat, lonely atmosphere)


