
[Intro – Warsaw] リトアニアからバスに揺られ 国境を越えてポーランドへ 久しぶりに響いた言葉 「パスポートを見せてください」 シェンゲンの中を走っていても 不法移民への対策だと 旅の途中で知る現実 首都ワルシャワへ向かっていく [Verse 1 – Warsaw] てんとう虫のキャラクター 目を引くスーパーに立ち寄って 果物の値段を確かめながら 知らない国の暮らしを覗く いつものように店内を歩き 珍しいものを探していく 旅人の小さな調査が 街の記憶に変わっていく 中心部の広場に着いたら 国旗を掲げた人の波 思いがけずに出会ったのは だいとうりょうの就任式だった [Pre-Chorus] 赤と白が風に揺れて 街全体が祝福してる 歴史を越えて立ち上がる ワルシャワの新しい朝 [Chorus – Bright] ワルシャワ ワルシャワ 笑顔と旗が空を舞う シレンクァ・ヴァルシャフスカ 街を守る人魚の歌 バルバカンの赤い壁 古い時代を今に伝える 光あふれるこの街で ポーランドの旅が始まる [Verse 2 – Toward Kraków] ワルシャワをあとにして 次はクラクフへバスに乗る 街の景色が流れるたび 旅の色が変わっていく クラクフから鉄道に乗り オシフィエンチムへ向かう 観光という言葉だけでは 語れない場所を目指して 目的はもちろん あの場所 アウシュビッツ・ビルケナウ 負の遺産と呼ばれる場所で 過去と向き合う時が来た [Instrumental Shift – Dark] 明るい旋律が遠ざかり 低い弦の音が残る 足音だけが響く道 重たい空気が降りてくる [Verse 3 – Auschwitz-Birkenau] 日本語のツアーに参加して この目で現実を見つめた 写真や数字の向こう側に 確かに生きた人がいた 名前を持ち 家族がいて 笑い声も夢もあったはず ひとつの命 ひとつの人生 奪われた時代の記憶 レンガの壁と 長い線路 空の広さが胸に刺さる ここで起きた出来事を 誰もなかったことにできない [Spoken Word] ここは、悲しみを消費する場所じゃない。 人が人として生きていたことを、 もう一度思い出す場所。 過去を知ることは、 過去に縛られることじゃない。 同じ間違いを繰り返さないために、 記憶を未来へ渡すことだ。 [Dark Chorus] アウシュビッツ 静かな空 声にならない記憶がある ビルケナウの長い線路 遠い過去へ続いている 目を閉じても消えないもの 目をそらせば失うもの この場所で見た現実を 心の奥に刻んでいく [Bridge – Clearing Fog] やがて雲の隙間から かすかな光が差し込んだ 悲しみを抱えたままでも 人は明日へ歩いていく 記憶は終わりじゃない 未来へ向かうための灯り 重たい扉を開けるように クラクフへ戻る列車に乗る [Verse 4 – Kraków] 鉄道でクラクフへ戻り 数時間だけ街を歩いた 古い広場 高い塔 夕暮れの鐘が響いてる ヴァヴェル城を遠くに見て 人々の声に耳を澄ます 悲しみを知ったそのあとで 街の光が胸に沁みた [Final Chorus – Bright] クラクフ クラクフ 霧の向こうに灯りがある ワルシャワから続いた旅 記憶を抱いて歩いていく ポーランド ポーランド 光と影を持つ国よ 見たものすべて忘れずに 僕らは次の国へ向かう [Outro] 夜行バスの窓の向こう クラクフの街が遠ざかる 楽しいだけでは終われない 深く心に残る旅 赤と白の旗を胸に 過去と今を見つめながら ポーランドで受け取った記憶を 未来の道へ連れていく

