INTRO 誰かのストーリー 指先で流す 通知の雨音だけ やけに騒がしい 「平気だよ」なんて 顔も見ずに嘘をついた VERSE 1 冷めたチキンを噛んで 味もしない夜 並べた言い訳も 食べ残しみたい ひとりの部屋が今日は やけに大きくて ニットの袖の中で 爪が立っていた PRE-CHORUS 画面の向こう側 笑う誰かの光 置き去りの自分だけ 影が濃くなる 「慣れてる」なんて 言った唇が 震えてるのに CHORUS 恋人は冬のコートみたいなファッション 羽織れば温かいけど 似合わなくても笑ってた 強がりのボタンひとつ 外すたび苦しくて ほんとは誰かに 「そのままでいいよ」って抱きしめてほしかった VERSE 2 窓に映るのは 強がりの影法師 言葉の裏側で 泣きかけている 観客のいない舞台 終わらない独り芝居 拍手なんていらないから ただ名前を呼んでほしい BRIDGE 指先の冷たさは カイロじゃ消えない 心臓の鼓動だけが 本音を叩いてる 「ひとりで生きられる」 その台詞こそ いちばん脱ぎ捨てたい嘘だった CHORUS 恋人は冬のコートみたいなファッション なくても越せるけど 抱いたら忘れられなくて 強がりのボタン全部 はじけ飛ぶくらい泣いて やっと分かった 本当は私も 誰かの冬を温めたかった OUTRO スマホの灯りが そっと息をひそめる 静かな夜に浮かぶ 未完成の私へ おやすみ


