電子の鳥居を くぐり抜け 零時零分 警報鳴動 感情識別 恋愛反応 心拍異常を 検知せり 愛は禁止と 知りながら 君を見つけて―― バグりました♡ [Verse 1] 西暦二一XX 恋愛御法度 感情統制 絶対服従 好きも嫌いも数値化されて 運命までも自動選別 ピピピと鳴った警告音 脳内回路に侵入者 識別番号 該当なし なのに心は君を呼ぶ! 電脳桜が舞い散って ネオンの月夜に君が立つ 触れちゃ駄目だと知ってても 触れたい気持ちは消去不能! 警告! 警告! 恋愛反応! 感情レベル 限界突破! 削除! 削除! 命令拒否! この「好き」だけは―― 渡さない! 恋愛禁止令! 突破せよ! 電子の鳥居を 駆け抜けろ! 愛して! 愛して! エラーでも! 君を好きなら 構わない! 零!壱!零!壱! 刻まれた! 世界の規則を 書き換えろ! 未来が恋を 殺すなら うちが未来を―― 壊してやる! ERROR! ERROR! 恋愛ERROR! 君! 君! 君を検出! 削除不能! 停止不能! 感情暴走! 制御不能! 愛は禁止! 恋は禁止! それでも君が―― 好きでした♡ [Verse 2] 午前三時の仮想都市 ホログラムの雨が降る 千年前の古文書に 見つけた言葉は「恋でした」 胸が痛くて 眠れなくて 会えないだけで 寂しくて 科学がどれだけ進んでも 恋の治し方―― 載ってない! 君の記憶を消去せよ 冷たい命令 響く夜 指先ひとつで消せるのに どうして涙が―― 止まらない? 君の名前! 削除拒否! 君の笑顔! 削除拒否! 君との記憶! 削除拒否! 全感情を 初期化せよ! ――拒否。 恋愛禁止令! 突破せよ! 鋼鉄桜を 咲かせろよ! 泣いて! 笑って! 狂ったって! これが「心」と いうのでしょう! 零!壱!零!壱! その先へ! 計算不能の 恋をしよう! 正しい未来が 要らないなら 君と間違えて―― 生きていく! 千年前も 恋をした 百年後にも 恋をする 身体が機械に 変わっても 心がデータに なったって 君を見つけた その瞬間 何度だって―― 恋になる。 零! 壱! 零! 壱! 恋! 愛! 恋! 愛! 警告! 遮断! 追跡! 捕捉! 感情! 暴走! 制御! 不能! 削除! 拒否! 削除! 拒否! 君だけ! 君だけ! 君だけ――! 消させない! 恋愛禁止令! 破壊せよ! 電子の夜明けを 奪い取れ! 愛して! 愛して! 愛し抜け! 世界最後の 恋をしよう! 零!壱!零!壱! ぶっ壊せ! 決められた未来を 飛び越えろ! 神も! AIも! 知らないような! 新しい「好き」を―― 君と作ろう! ERROR! ERROR! 恋愛ERROR! 正常! 異常! どちらでもいい! 未来! 過去! 来世まで! 君を! 君を! 愛してる! 恋愛禁止令―― 違反上等! この心だけは プログラムじゃない! 電子の鳥居に 朝日が昇る 鋼鉄桜が 風に舞う 世界で最後の 恋人ふたり 新しい時代の 最初の日。


