一面に広がる 黄色い波を かき分けて 麦わら帽子 飛ばされないように  押さえた 春の、名残を 夏の、陽射しが 追い越して 私の日常は 新しい.、 ページを めくる ​ 揺れる髪の先  風が、内緒話を運ぶ あの山の向こうには 何が、待っているの? 幼い頃に、どこかへ 置き忘れた宝物 地図にはない場所を  心が、 指し示している ​ 駆け出す足音  花びらと踊る 真っ青な空に  夢の輪郭を描いて 瞳に映る未来は  まだ名もない物語 迷いも、不安も  光の粒に変えてゆく 今、この瞬間が 私を、 紡ぎ出す ​ 立ち止まって見上げた  道しるべの雲 遠くで、 呼んでいる気がした 失くした鍵は多分 この胸の中にある 微笑むたび 扉が開く 音がする ​ 駆け出す足音  世界を揺らして どこまでも続く この道を信じている 瞳に映る未来は 希望で、満ちた物語 昨日までの私に 優しく手を振ったら 眩しい 季節を  一歩ずつ、 刻んでゆく ​ 花で満ちた海を抜けて 明日へ 歩き出す