
[Intro - distant bells, low strings, soft shinobue, almost whispered] 眠れ 眠れ 朱の夜に まぶた閉じれば よいのじゃよ 風も狐火も 声をひそめ そなたの夢を 見張っておる [Verse 1 - low warm chest voice, gentle 6/8 sway] 昔この山に 村があり 灯りはひとつ またひとつ 笑う童の 影を抱き わらわは月を 数えておった 名などとうに 土へ還り 家も祭りも 跡ばかり されど今宵も 鈴は鳴る 誰が鳴らすかは 知らぬがよい [Pre-Chorus - shamisen enters, voice gains weight] 怖がるでない 目を閉じよ 六つの腕で 包んでやろう 朝など急いで 来ずともよい 今宵は長い 長いゆえ [Chorus - grand Showa Kayokyoku, taiko and strings bloom] 朱ノ夜、眠レ 泣く声さえも 花となれ 燃える灯の下 夢を見よ わらわがそばに おるうちは 朱ノ夜、眠レ 名を忘れても 構わぬぞ 朝がそなたを 呼ばぬなら この腕の中で 眠るがよい [Verse 2 - richer arrangement, darker undertone] 祭り囃子は 遠くなり 面も太鼓も 煤けておる それでも酒を ひとつ注ぎ 「昔はよかった」と 笑うのじゃ 可愛いものは いつも儚い 花も童も 夢でさえ ゆえにわらわは 抱いておく 壊れる前に 眠らせて [Pre-Chorus - voice becomes more theatrical, drums deepen] 聞こえるかのう あの足音 こちらへ来るなと 戸を閉めよ 夢の外には 出てくるな 朝日の顔など 見ずともよい [Chorus - fuller strings, stronger taiko, wide vocal] 朱ノ夜、眠レ 涙の跡も 紅く咲け 三味の糸まで 震えるほど わらわが寝歌を 唄ってやろう 朱ノ夜、眠レ 夢が終わっても 目を開くな そなたの名など 忘れても この夜だけは 忘れぬゆえ [Bridge - stripped, voice + bell + low drone only, intimate and eerie] 静かじゃのう もう誰も 呼びには来ぬ よいよい それでよい 泣かずともよい 笑わずともよい ただ 眠ればよいのじゃ [Final Chorus - full taiko, shamisen, strings, shinobue, huge theatrical vocal] 朱ノ夜、眠レ 六つの腕に 花を抱け 百年先も 夜が来りゃ わらわはここで 唄っておる 朱ノ夜、眠レ 華やぐほどに 闇は深い 朝がすべてを 連れ去っても この聲だけは 残してやろう 眠れ 眠れ 朱の夜に 眠れ 眠れ 名もない夢よ [Outro - instruments fall away, soft bell and breath] 月はまだ あの頃のままじゃ ……寝たかのう ならば よい夢を [End]

