Song Cover Image

タンザニア・ポレポレ (Remastered)

Verse 1 — マサイの風 赤い布(ぬの)が風をはらんで サバンナを染める 誇り高く立つマサイの男たち ライオンと渡り合う戦士の瞳 彼らにとって牛(うし)こそが神の贈り物 大地の叡智(えいち)を受け継ぎ 放牧(ほうぼく)の道を行く 彼らの歩みは祈りに似てる だけど結婚すれば話は別 奥さんの数だけため息の数 夜には火を囲んで 秘伝(ひでん)の調合(ちょうごう)タイム 「働きものの妻を笑わせるのも戦士の務め」 Polepole, ndugu yangu(ゆっくりいこう、友よ) Hakuna matata, maisha mazuri(気にするな、人生は美しい) Verse 2 — ハサベの唄 森を渡るハサベ族は 風と暮らす自由人 何も持たず、すべてを与えられて生きる 今日の糧があれば、それでハッピー あとは歌って、踊って、星を数えるだけ 時間も家も約束もない それでも壊れない不思議な調和 愛も結婚も風任せ “持たない”ことが、豊かさの証 Usiwe na haraka(焦らないで) Tutaonana kesho(また明日会える) 彼らの笑い声が 木々の葉を揺らす “自由”って言葉が、ここでは静かに呼吸してる Verse 3 — デイビットの午後 サバンナガイドのデイビットは 土埃をあげて走る 「ほら、ライオンだ!」 笑顔が太陽に溶ける 税金(ぜいきん)は高く、賃金(ちんぎん)は低く それでも彼は今日も風を追う マサイの妻たちは強く、ハサベの暮らしは厳(きび)しく どちらも羨ましくもあり、現実でもある 同じタンザニア でも生き方はそれぞれ 幸せのかたちは、ひとつじゃない Polepole, dunia ni moja(ゆっくりいこう、この世界はひとつ) Hakuna matata, moyo wangu umetulia(心配ないさ、心は穏やか) 共に笑い、時に嘆(なげ)いて それでもこの大地は、今日も金色(きんいろ)に光っている (Outro) 風が止み 夕陽が沈む それぞれの家で火が灯る マサイも ハサベも デイビットも サバンナに溶けて ボッサのリズムになる Polepole… hakuna matata.