
まず、力を抜いて。 そう、身も心も楽にして。 さあ、私の目を見なさい、 両目で両目を見るようにして。 恥ずかしがらず、物を見るような目で。 少しずつ近寄りますよ。 私の目が大きく見えてきますよ。 そのうち境界があいまいになり、 ふたつの目がひとつになりますよ。 あなたは眠くなるはずです。 ほら、あなたはだんだん眠くなる。 まぶたが重く、重くなる。 ほら、もう目を開けていられない。 目を閉じてもかまいませんよ。 どうぞ目を閉じてください。 あなたは我慢する必要ありません。 おやおや。 ゆっくり頭が前後に揺れていますね。 いいリズムです。 それは、あなたが望むリズムです。 あなたは、あなたです。 あなたの望むようにすればいい。 落ちたければ、どうぞ落ちなさい。 楽な世界へ、楽な世界へ。 下へ下へ、深く深く、どこまでも。 私の声が遠くから聞こえます。 はるか遠くから聞こえます。 意識が体から離れそうです。 もう体に触れられても感じない。 こんなことをされてもわからない。 いや、わかるかもしれませんが いやな感じはしないはず。 こんなことをされても平気。 むしろ、なんだか気持ち良いくらい。 ほら、こんなことさえ許してしまう。 そう、自然に。 それでいいのです。 それが本来のあなたです。 いいですか、ほらほら。 もっともっと、こんなことだって・・・・ はい、目を開けてください。 いかがですか? なにも覚えていないのですね。 大丈夫。 心配いりませんよ。 無事に治療は済みましたから。 そうです、そうです。 なんだか、すっきりしたでしょ? そうでしょう、そうでしょう。 なんだか私まで すっきりしてしまいましたよ。

