
甘さも 温度も 遠くなった この世界で一番 味気ないものになってしまった私 誰の声も 耳を通りすぎていく 感動のドラマに泣けなくて 風の匂いもわからなくて だけどあなたの声だけは どこか奥に届いてた 私は石 誰にも触れられない でもあなたの「おいしいね」が やさしく 胸にしみていた テレビの音も重ならない 思い出もぼやけていく中で 笑ったあなたの横顔だけが なぜか鮮明に残ってた 私は石 でも笑ってみたかった もし少しでも伝わってたなら この固い心にも 春が来るかもしれない あなたの言葉が わたしの境界線をゆっくり溶かしていく

