白い紙 隠したまま 言葉の隙間に 心泳ぐけど 開いてみれば 別の色 窓辺に花 夢のような景色 視線が触れて 逸れるたびに 気づかないまま 息を止めて 硝子の向こうで 咲く花がいい 「綺麗ね」その一言も まだ言えない 光溢れるほど 魅せてしまうの 季節を重ねた今も 少しだけぎこちなく 胸の奥で咲いている 川の水面に映る月を 壊れないように 見上げた夜 触れることさえ できないまま この気持ちはもう 底に沈めたい 忘れようとしてみるたび また思い出すの 誰にも言えない この秘密がいい 何度も心でだけ 名前を呼んだ もうどこにも 行けないと知ったから 季節を重ねた今も 夜明けと少しの涙を 窓辺に飾っている 硝子の向こうの 秘密の花を 季節が変わっても 忘れられないの 月影が滲むほど 涙をあつめて 季節を重ねた今も 少しだけ歌いながら ひとりきり眠っている