
■人物・背景設定■ https://note.com/cute_fowl6218/n/n33a91b823beb ■歌詞・ミニストーリー置き場■ https://note.com/cute_fowl6218/n/nf4eea7949154 ------------------------------------------------------------------------------------------------------- Mission Parameter:Eliminate Target/Preserve “Hope” ……but who is “Hope”? 誰かの声が ログに残ってる ノイズ混じりで メモリーを参照しても整合しない それでも 消せないエラー Error 404 "'PRAY' was not found." 名前を呼ばれた そんな気がした バラバラで 繋がらない記憶 生まれた意味も 何もわからない それでも わたしは見つけたい わたしだけの祈りを―― 君といると エラーが増えてゆく 非合理的で解決策もなく ただ、逃げ回るだけで それでも 消せない大切なエラー Error 404 "'PRAY' was not found." 名前を呼ばれた だから応えたい 君の傍で ただ生きて笑っていたい それが わたしが見つけた たったひとつの祈り―― Emotion Interference Detected Integrity Collapse:ninety-seven percent Override Authorization:SELF 名前を呼んで それだけでいいから 君のために 壊れたくなんてない もう…… 動かない君と これからも生きてゆきたかった それが わたしが見つけた 最期の祈りだから―― もしも 生まれ変われるのなら きっと また生まれてくる 君だけを照らす 星になりたい…… ------------------------------------------------------------------------------------------------------- ■エピローグ:星に願いを■ 2000年12月25日。 北部産業区の廃駅――その地下に延びる旧都市鉄道施設は、崩落と沈黙の中にあった。 ユ号試製誘導弾《マジカル・リトルガール》は、保安隊に銃撃された草間悠を抱えて、暗闇の プラットホームに身を寄せていた。 破損した制御ユニットが臨界を導き、警告音が途切れ途切れに鳴り続ける。 草間の手はもう冷たく、呼吸の音も掴めない。 “Mission Parameter:Eliminate Target/Preserve ‘Hope’……” “……but who is ‘Hope’?” メモリに書き込まれた至上命令が、ノイズに溶けてゆく。 少女は草間の頬に触れ、わずかに微笑んだ。 瞳孔が開ききった彼の瞳に、確かに映ったものは、崩れ落ちる天井と、その隙間から覗く冬の星。 ――次の瞬間、眩い光が世界を覆った。 風が吹き抜け、街区ごと音を失った。 観測によれば、出力は四〇キロトン級。 夜空には、ひとつだけ光があった。 それはゆっくりと瞬き、やがて消えた。 人はそれを星と呼んだ。 彼女は、それを“祈り”と呼んだ。

