雪がゆらめく 胸が軋む 帰りたい 帰れない 愛しくて 触れることができず ただ あなたを 遠くで 見守る 強くなれたのに 声は 雪に埋もれ もう 聴こえない 近づかないで 遠ざけたくない この雪に ひとつ願う 忘れたくて 忘れられない ともしび ゆらゆらと 雪を降らせ 石となろう 山となって 風が鳴けば さかずきを並べ ひとり笑う 愛し方も わからない 幾千の夜が 過ぎさっても この想い 白く残る その瞳に 映してほしくて 永遠にひとり 待ち続ける 凍てついた涙は 刃となって とばりを下ろす 風が吹く 空を仰ぎみて 山を抱く 雪を降らせ さかずきを傾ける ここにいると 気づいてほしくて 凍てついた涙 あふれ 全てを 押し流してしまう 帰りたい 声が聴きたい 愛されたい 抱きしめたい 雪のとうろう 秘められた 彼らの 小さな願い



