[Verse 1] 丁寧でいなさい それが家のルールだった 正しい返事を 先に出す子だった 学生の恋は 相手の言葉を待ちすぎて終わった 欲しいとは 一度も言えなかった [Verse 2] 一人の夜 照明を自分で落とす 清楚な襟は 自分で整えたまま 胸の奥だけが 別の熱を知っていた 気づいていた 言えなかった [Chorus] 真美(まみ)、と呼ばれた 苗字ではなかった 清楚な襟のまま 声だけが乱れる ボタンはまだ留(と)まっている 奥の呼吸だけが 別の人になる [Verse 3] 部長、と呼んだ 仕事の文面で来た口が まだ仕事のままだった 口を塞がれて 名前を言い直した [Chorus] 真美(まみ)、と呼ばれた 会社では苗字のまま 夜では名前になる 装いは戻っても 耳の後ろが熱い 見てほしくて 見られたら消えそう [Outro] 清楚でいたい 清楚なままではいられない どちらも本当で 躾けられた子が 自分の欲を 初めて預けた