
最初は一本 ほんまにそれだけやった 最初は一本 ほんまにそれだけやった 置き場所も決まっとったし 数える必要もなかった 一本目はいつものやつ 二本目は念のため 三本目は気づいたら 立てかけてあった 四本目 五本目 誰のか分からんけど 「前からあった気するな」 それで話は終わった チュウビーさん 刀たくさん持っ刀んやー 増えた理由は知らん チュウビーさん 刀たくさん持っ刀んやー 数えたらきりがない 使うかどうかは別として そこにあるのは確かや 今日も変わらず チュウビーさん 刀たくさん持っ刀んやー 十本あたりで ちょっと怪しくなって 二十本超えたら 声に出すのやめた 三十本は並べきれず 四十本は把握不能 五十本まで数えたとこで 「まあええか」って区切った チュウビーさん 刀たくさん持っ刀んやー 五十本のはずやった チュウビーさん 刀たくさん持っ刀んやー その先は見てへん 増えた瞬間も 増えた理由も分からん それでも事実として チュウビーさん 刀たくさん持っ刀んやー 六十まで 一応数え直して 一本 二本 声に出して 一から足して また足して 増えてく数字に 目をそらして 形が違う 重さも違う 反りも色も 全部ばらばら 同じやつは 一本もない どれもそれぞれ ちゃんと刀や ある日ふと思って ちゃんと数え直した 途中で何回も 分からんようになって 最初からやり直して また途中で迷って 最後に出た数字が 千八百三十やった チュウビーさん 刀たくさん持っ刀んやー 六十までのはずが チュウビーさん 刀たくさん持っ刀んやー 気づいたら千八百三十本 増えすぎてても 減らす気はない 今日もそこに チュウビーさん 刀たくさん持っ刀んやー もう数は数えへん 意味も探さへん ただ並んどる それだけでええ 形も由来も全部ちがう 同じもんは一本もない 静かに一礼して みんなで言うねん チュウビーさん たくさんのユニークな刀、ありがとう



