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七月の青にほどけて

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6月の雨が嘘みたいに 今日は少しだけ晴れていた 駅までの坂道の途中 蝉の声が混ざりはじめる アイスコーヒー片手に 開けたままのカフェの窓 生ぬるい風が髪を揺らし 季節だけ先に進んでいく 少しずつ夏の匂いがしてきた 白いシャツに光が滲む 昨日までの憂鬱さえも 空に溶けていきそうで 青空の向こう側を 鳥たちが横切っていく 「どこへでも行けそうだね」って 小さく笑えた午後 忙しい毎日の中で ちゃんと息できてるかな 答えなんて出ないまま また今日も電車に揺られてる だけど 信号待ちの交差点 見上げた夏の雲 理由もなく泣きたくなるほど 綺麗で困ってしまう 少しずつ変わっていくんだね 街の色も 私もきっと 上手く言えない未来でも 前より怖くはないよ 青空のその下で 羽ばたく鳥を見ていた 遠回りしてる日々にも 意味がある気がした 夕立前の湿った風 遠くで鳴り始めた雷 今年の夏は少しだけ いい夏になる気がした