
「構わない……」 曇天を裂く白亜の尖塔 黄金の針は狂いなく巡る 石床を打つ乾いた律動 一度 二度と 影を刻む 称えるほどのものではない ただ乱れず ただ途切れず 消えるはずの微かな音が なぜか玉座まで届いている 空白さえ私の所有物 沈黙さえ私の楽章 ならば名もなきその響きを この手で配置すればいい 通す価値がある それが結論だ 対等だと認めたわけではない 私が選んだ それで充分だ Une exception 完璧な秩序の只中へ Le choix du roi 王の指先が線を引く 天と地とは交わらない 黄金は石へ降りはしない 王冠の重さを知らぬまま ただ門の向こうを歩けばいい 閉じなかった扉の奥で 戻らなかった鍵が光る 理由を語る必要はない 答えはすでにここにある 窓の外 沈む都市 変わらぬ雲 変わらぬ光 退屈の中に ひとつの例外 消す必要のない輪郭を 私はただ残している 通す価値がある 今も結論は変わらない 対等だと認めたわけではない 私が選んだ それで充分だ Une exception 王が置いた瑕疵ならば 瑕疵さえ様式となる Le choix du roi 完璧な秩序は崩れない 歪みさえ私に従う 門を閉ざすな 次も通せ

