お気に入りのカップを 温めるその間に 窓の外では 季節がそっと色を変えていく 「忙しい」という文字を 書きすぎてしまったら 心の隙間に 風を通すのを忘れてしまうね 時間は 過ぎていくものじゃなくて あなたが 丁寧に編んでいくもの 今日という日は 二度とは来ない 真っ白な糸で 何を綴りましょうか 優しく 自分をめでるように 誰かのための時間を 優先しちゃうあなたは とても素敵だけど 少しだけ肩の力を抜いて 空の青さに 足を止めてみたり 淹れたての紅茶の 香りを深く吸い込んだり 時間は 削り取るものじゃなくて 大切に 形を整えるもの 一分一秒 刻む鼓動は あなたが生きてる 愛しい証 ゆっくり 歩幅を合わせればいい 失くしたものは いつか戻るけれど 「今」という時だけは 指をすり抜けていく だから 抱きしめてあげて 特別な日じゃなくても それが大切 時間は 過ぎていくものじゃなくて あなたが 優しく紡いでいくもの 明日の自分へ 贈る手紙を 笑顔で書き終えられるように 今は ただこの時を感じて おやすみ 愛しい時間