極彩色の闇 廓の門が 開く ​ ​絢爛の能が 女の意地 三枚歯で踏み締める 浮世の泥 教養と美貌を 鎧に纏い 情を捨てて 格を 獲る ​嘘を重ねて、真を隠す 煙管の煙に、客を巻く 愛してるなど ただの戯言 金とプライド 奪い合う 夜! ​ ​咲いて狂え、夢の檻 愛を殺して、華になれ 千両役者の 微笑みの裏 孤独という名の 苦を呑む あぁ、私は今宵も 誰のものでも 無い ​ ​夜明けの 白い、剥がれゆく嘘 鏡の中に震える少女 自由なんて この街には無い あるのは 燃え尽きるまでの 美学 だけ ​ ​散って魅せよう 紅蓮の火 涙は格子に 置いてきた 凛と背を向け 地獄を歩く この美しさは 誰にも渡さない あぁ、緋色の空へ 命を 投げ打って ​ おあがりなんし 煙管の煙が、 月を隠す