
緋色の檻
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V5
極彩色の闇 廓の門が 開く 絢爛の能が 女の意地 三枚歯で踏み締める 浮世の泥 教養と美貌を 鎧に纏い 情を捨てて 格を 獲る 嘘を重ねて、真を隠す 煙管の煙に、客を巻く 愛してるなど ただの戯言 金とプライド 奪い合う 夜! 咲いて狂え、夢の檻 愛を殺して、華になれ 千両役者の 微笑みの裏 孤独という名の 苦を呑む あぁ、私は今宵も 誰のものでも 無い 夜明けの 白い、剥がれゆく嘘 鏡の中に震える少女 自由なんて この街には無い あるのは 燃え尽きるまでの 美学 だけ 散って魅せよう 紅蓮の火 涙は格子に 置いてきた 凛と背を向け 地獄を歩く この美しさは 誰にも渡さない あぁ、緋色の空へ 命を 投げ打って おあがりなんし 煙管の煙が、 月を隠す


