
[Intro] 神社はもう バックミラーの五マイル向こう タイヤの下で鳴ってた砂利も いつの間にか消えて 残るのは アスファルトの低い唸りと ほどけていく紫の空 何年ぶりだろう ダッシュボードの時計が もう逆には回ってない [Verse 1] 名前も書いてない箱は 寝室の床に置いたまま もう日付を 何度も確かめなくていい 満タンのガソリン 少しだけ開けた窓 あの町の影は そこに置いていく グローブボックスの内側にある プラスチックの小さな傷 もう借り続けなくていい あの一年の跡 [Pre-Chorus] ラジオのノイズも やっと色を失っていく 高速道路の白い音が 少しずつ洗い流していく 頭上の空は 青の中へ沈んで 君を失わないために 立ち止まるんじゃなく やっと 走り続けられる [Chorus] 今夜 新しい地平線を見てる ダッシュボードの灯りの中 すべてがはっきり見える 振り返らず ただ白い車線を追って 朝焼けが 道路の上へ滲んでいく メーターのオレンジは 静かな光 ハンドルを まっすぐ低く握ったまま 果てのない空の下 [Verse 2] 中学の廊下は もうずっと遠く 事故現場に残ってた煙も 今は土に還ってる あの頃は 白くなるほど ハンドルを握ってた手も 夜の端に触れた頃 少しだけ力が抜けた 一マイル進むたび 自分にひとつ約束する 朝の光が フロントガラスを きれいに洗うまで ちゃんと見届けると [Pre-Chorus] 埃をかぶった 古いプラスチックのカセット ケースの留め具は 少しずつ錆びていく リールは回らない 音楽も止まったまま それでもリズムだけは 丘を越えて まだ先へ進んでいく [Chorus] 今夜 新しい地平線を見てる ダッシュボードの灯りの中 すべてがはっきり見える 振り返らず ただ白い車線を追って 朝焼けが 道路の上へ滲んでいく メーターのオレンジは 静かな光 ハンドルを まっすぐ低く握ったまま 果てのない空の下 [Bridge] アスファルトの霧 ガラスに残る霜 白い線が 生まれては 後ろへ消えていく 君は地面の中にはいない 空のどこかにも いない 君はただ 私が辿り着いていく その音の中にいる [Final Chorus] 今日 新しい地平線が開いていく ダッシュボードに落ちる金色が 灰色をやわらげていく 振り返らず ただ白い車線を追って 助手席には 朝の光が差し込んでる 果てのない空の下 まっすぐ 夜明けの中へ [Outro] ただ走っていく 夜明けの中へ 助手席のぬくもりは— ヒーターなのか 朝日なのか 道はひらいてる 青も もうほとんど消えた 果てのない空の下

