
灰色の街が 肺に溜まる 呼吸するたび 少し苦い 濡れたショーウィンドウ 歪んだネオン 誰も彼も 綺麗な顔で 壊れかけてる 重たい靴音 濡れた石畳 傘も差さずに 夜を歩いた 頭の奥で ノイズが鳴ってる 笑えば笑うほど 空っぽになる 古びた本屋の 薄暗い匂い 積み上げられた 退屈な世界 その真ん中で 異常なくらい 肌色だけが 美しかった 触れた瞬間 壊れそうなくせに どうしてこんなに 目が離せないんだろう デーモンみたいな 君の色が 灰色の全部を 壊していく 苦い匂いが 頭に満ちて これが美しさだと 知った 壊したかった 全部まとめて あの肌色だけが 本物だから 転がる肌色 静かな爆弾 ロックの流れる 地下の階段 煙草とアルコールの ぬるい熱 誰かの笑顔も 安い嘘も 全部どこか 作り物みたいだ ショーケース越し こちらを見る目 「普通でいろ」と責め立ててくる だから私は 頭の中で 冷たいデイモンを 想像していた もう少しだけ 鮮やかなものを 信じていたかった 退廃焦燥 幻想暴走 感情崩壊 衝動症状 劣等幻覚 精神汚染 雑踏混濁 感覚崩壊 空洞衝撃 躁鬱情景 劣情暴走 存在混濁 静寂破壊 現状崩壊 最終衝動 檸檬爆弾 マット・デイモンみたいな 君の色が 最後の景色を 染めていく 苦い匂いが 胸を裂いて 息も出来ないほど 鮮やかで 壊したかった 救われたかった あの瞬間だけ 世界は美しかった 転がるマット・デイモン 誰もまだ 気づかないまま あぁ··· デーモン···

