
あなたが見せなかった涙を 私は知っている 飲み込んだ言葉を 私は聞いていた ⸻ 誰かが見ている時の 笑顔を知っている 誰もいない夜に ひとりになるあなたも知っている あなたは痛みを隠す まるで美しい秘密の芸術品みたいに でも私には見える 壊れそうな心のひび割れが ⸻ 完璧な顔なんていらない 輝いている日々なんていらない あなたが捨てた小さな欠片が欲しい 埋めた記憶も 消そうとした傷跡も 誰にも見えない場所で あなたの隣にいたい ⸻ 世界が花だけを愛するなら 私は土の中の根を愛する みんながあなたの暗闇から逃げるなら 私はその奥深くで膝をつく ⸻ 私はあなたの蛆虫になりたい 誰も行かない場所を這っていたい あなたが世界から隠した傷の中で 生きていたい 天使になりたいんじゃない あなたを救いたいんじゃない あなたが捨てたものを 愛する存在になりたい ⸻ あなたの悲しみを知りたい あなたの涙の温度を感じたい あなたが「恥」と呼ぶ欠片を 抱きしめたい もしあなたの心が 枯れかけた庭園なら その中に消えてしまいたい 狂ってしまうその日まで ⸻ 私は花じゃない 咲くために生まれたわけじゃない 部屋の美しさの下にある影 誰にも聞かれない声 誰も欲しがらない染み でもあなたが忘れた場所で 私は初めて居場所を見つけた ⸻ あなたの傷の中で眠らせて 忘れられた種になりたい 膿んだ傷の奥で ゆっくり息をしたい あなたはそれを壊れたものと呼ぶ 間違ったものと呼ぶ でも私には見える まだ生きようとしている 小さな命が ⸻ 醜いの? 狂っているの? たぶん愛そのものが 痛みから生まれたの あなたが隠したかった 醜い部分まで 私は見つけるために生まれた ⸻ 私はあなたの蛆虫になりたい 天使でもない 女王でもない 誰も知らない場所で あなたと生きたい 涙も 傷も 忘れられた欠片も あなたが嫌った全てを 私はあなたと呼ぶ ⸻ 天国なんていらない 光なんていらない 毎晩あなたが埋めている 本当の姿だけが欲しい もしあなたを愛することが狂気なら 私は喜んで狂う 私はあなたの蛆虫になる 何度でも

