青に咲いた彼岸花 踏まれにじられ 咲いた彼岸の花 赤く靡くその髪が 乱れるさまを見ていた 片の魂は片割れというが 片割れなど片腹が痛い 割れる隙間などなく、ただ抱き寄せるしかできなかった。愛して護ってそれしか出来んこの腕は、まっさらに美しかった。 子は神からの恵みであるというならば きっと我らは悪魔の子なのだろう 悪魔の子ならば仕方がない 手はのびない、声は聞こえない それが当然なんやろ なぁ、神サン 全てが炎なら 唯一の水となろう 疎まれ忌み嫌われ それでも息をしているから それすら辛いというのなら 肺が痛むと言うのなら 無二の息となろう 咲く場所を選べぬ彼岸花 踏まれにじられ 咲いた彼岸の花 赤く靡くその髪が 乱れるさまを見ていた 聖母とやらに祈るのは何故か おのが母すらとうに居 おらぬのに くすねたロザリオ 結ぶようにふたりわけよ 夕暮れが照らしたの 赤くなびくあの髪を なにが悪魔の子か これ以上に美しいものなどあるのか ロザリオ握る手が、焼けた手が ただひたすらに なぁ、神サン なんで来てくれンの? 周り全てが炎なら 唯一の水となろう 疎まれ忌み嫌われ それでも息をしているから それすら辛いというのなら 肺が痛むと言うのなら 無二の息となろう 靡く髪を 夕暮れが照らすあの顔を 踏まれにじられ 咲いた彼岸の花 赤く靡くその髪が 流れるさまを見ていた あ゛〜…うるっさいなぁ あ゛〜…やけに今日は喋るな 『解放』 未達成 『霊力』 未熟 『救い』 なし 『資格』 なし ナシナシナシナシ ゲラゲラゲラゲラ ハハッ …わァッとるわ、そンなもン まァまァ、しけた話はここまでにしヨか 悔いても恨んでもなんもならンからなァ なァなァ、未来の話をしよや アンタに未来があるンやったらのはなしか なぁに? そない怯えンでもええよ 飴ちゃン?あげんよこれは特別 あ゛ー騒がしいわァ 動作も表情も瞬きも呼吸も 鼓膜が痛いわァ なァ、とめてェや ぜ・ん・ぶ♡ 唯一無二の居場所に立ち入る有象無象は踏み潰す 護ることしか出来ぬこの腕でも肩組めば並び立つ 疎まれ忌み嫌われ それでも息をしているから それすら辛いというのなら 肺が痛むと言うのなら 無二の息となり盾となろう 咲く場所を選べなかった彼岸花 踏まれにじられ 咲いた彼岸の花 赤く靡くその髪が舞うのを 振り向き見ていた にィちゃんおる にィちゃん、おるからな
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