あたし いつからだろう 笑っているのに 苦しかった 「大丈夫」 送ったあとで 画面を閉じて 泣いていた 誰にも言えない 夜があって 自分のことも 分からなくなって 鏡の向こうの 知らない私に 「ごめんね」だけが 増えていった 私は私を 好きだったかな それとも 嫌われないように 生きてきたのかな アメシスト 朝の光みたいに 凍った心へ 春が少し来る 私 一人じゃなかった そのままでいいと 言ってくれる 場所があった 似たような傷を 抱えた誰かが 笑って言った 「今日だけでいいよ」 その言葉だけで 息ができた 比べなくても 急がなくても ここでは 泣いてもよかった 傷あとも 弱さも 消さなくていい 泣く日も 笑えない日も あっていい 今日は ちゃんと眠ろう 今日は ちゃんと食べよう 今日は ちゃんと息をしよう 今日だけは 私の味方で いてあげよう アメシスト 胸の奥で光る 小さな紫の 希望のあかり 昨日より ほんの少しだけ 優しい私でいたい いつか 誰かが苦しい夜に 「一人じゃないよ」 そう言えたなら また明日 帰って来たい 場所がある だから私は 今日だけを 生きていく


