
また同じ角度で 会話が少しだけ止まる 気づかないふりは もう上手くなっている 言葉の端だけが ゆっくり遠ざかる こうなるのは 一度じゃない またか、って思う前に もう、少しだけ離れている 分かってる、って言う前に 静かになっている 特別なことは何もないまま 距離だけが変わっていく 戻す理由も見つからず そのまま進んでいく 気にしないで、のほうが ちゃんと届く気がしていた また同じ場所で 少しずつずれていく 気にしないで、が いちばん正しい気がした 止める言葉は浮かばず ただ流れに混ざっていく 何も起きていないようで 少しだけ違うまま それでも続いていく


