Song Cover Image

残骸に花束を

[Intro] [Dry, restrained] 生まれた場所を 選べないなら せめて 壊すものくらい 僕に選ばせてくれよ [Verse 1] [Fast, conversational] 焦げた街路に 影だけ残って 昨日の名前を踏み越えていく 正しさなんて 配給品みたいに 誰かの都合で色を変えた 掌の中で震える引き金 憎しみだけは素直だった 泣き声ひとつ守れなかった僕に 世界を守れと誰が言った 白い翼を見上げるたび 胸の奥だけ黒くなる あんなふうにはなれないことを 知っているから なおさらだった [Pre-Chorus] [Compressed, tense] 運命なんて言葉で 傷口を縫わないでくれ 痛かったことまで 綺麗にしないでくれ [Chorus] [Wide but restrained] 僕は僕を救えないまま 誰かを救おうとしていた 砕けた星の欠片を集め 空の形を真似していた 君が明日を選べるなら 僕は今日を間違えてもいい 残骸に花束を まだ名前のない この未来へ [Post-Chorus] [Glitch cut] ノイズ 残像 警告灯 それでも心臓だけ 止まってくれない [Verse 2] [Fast, sharper] 英雄たちは遠くで光って 僕らの影を長く伸ばした 拍手の裏で消えていく声を 数える者など誰もいない 「守るため」と口にするたび 何かを壊して軽くなった 自由という名の狭い檻から 今度は誰を撃てば出られる 知らない顔の敵兵にも 帰る場所くらいあっただろう それを想像できた夜ほど 僕は眠れなくなっていった [Pre-Chorus] [Half-time] 願いなんて綺麗なものが 戦場に落ちているものか 僕らが拾ったそれは たぶん願いの抜け殻だ [Chorus] 僕は君を救いたいのか 君を失うのが怖いのか 区別もつかない感情だけ 胸の奥で燃え続けた もしも正義がひとつなら 僕らはこんなに迷わない 残骸に花束を 撃ち落とした空へ せめて祈りのふりをして [Bridge] [Sparse, unstable] 誰かが決めた未来なら 壊すことだけが自由なのか 誰かを憎むこの心も 僕自身と言えるのだろうか ねえ 生き残ったことを 勝利と呼ばないでくれ [Final Chorus] [Accelerating, emotional but controlled] 僕は僕を許せないまま それでも明日を選んでいく 間違いだらけのこの両手で 君の体温を確かめる 運命なんてなくていい 選び直せる傷でいい 残骸に花束を 終わらなかった僕らへ また朝が来るなら その朝を 僕らのものと呼ぶために [Outro] [Quiet] 世界はまだ 少しだけ 壊れ足りない