【Intro — 放課後・小さな環境音】 ねえ さっき 「もう知らない」って 言ったよね? ……言った じゃあなんで 待ってるの? ……アイス溶けるから 【Verse 1】 駅前 七時 まだ少し明るい空 君は先に歩いて 私は三歩うしろ 「ついてくんなよ」 そう言うくせに 信号が変わるたび ちゃんと振り向く コンビニの袋 ふたつぶら下げて 「これ、お前の」 ……買ってるじゃん 【Pre-Chorus】 好きじゃない 知らない 勝手にすれば 今日だけでも 三回聞いた だけど君の歩幅は さっきからずっと 私に合わせて 少しだけ遅い 【Chorus】 きらいって言ったくせに どうして隣にいるの 帰れって言ったくせに どうして帰らないの 溶けかけのアイス 半分あげたら 「いらない」って言いながら ひとくち食べた もう ほんとに 素直じゃない ……お互いさまか 【Verse 2】 電車が一本 目の前で行ってしまった 「お前が遅いから」 「君が待ってたからでしょ」 ホームのベンチ 端と端に座って 真ん中ひとつ 空いている 風が吹いたら 私の髪が 君の肩に 少し触れた 離れると思ったのに 君はそのまま 空を見ていた 【Pre-Chorus 2】 もう知らない 帰る 話しかけない そう決めたのは 五分前 なのに自販機で 君が押したボタン 私がいつも飲む ミルクティー 【Chorus】 きらいって言ったくせに どうして覚えているの 知らないって言ったくせに どうして見ているの 言葉だけなら 反対ばかり なのに行動だけ ぜんぶ答え合わせ もう ほんとに ずるいよね 「……何が?」 そういうとこ! 【Bridge — 音数を落とす】 次の電車が来る 風が 少し強くなる 「なあ」 「なに?」 「……別に」 「なによ」 「明日も……」 「明日も?」 「同じ時間でいい?」 …… ほんと ばか 【Final Chorus — 二人の声】 きらいって言ったくせに 明日もここで会うんだね 帰れって言ったくせに 同じ電車に乗るんだね 恋なんて言葉に しなくてもいい 君が半歩 私が半歩 いつの間にか 同じ速さ 【二人】 好きなんて まだ言わない でも明日も ここにいる 【Outro】 「アイス、もうない?」 「お前が食っただろ」 「半分だけ!」 「ほとんどだよ」 「じゃあ明日も買って」 「なんで俺が」 …… 「何味?」 「バニラ」 「……了解」 © Kamo Please do not re-upload, redistribute, or release this song or its lyrics on other platforms without permission. 無断転載・再配布・無断での音楽配信はご遠慮ください。


