
屋上の風は 少し冷たくて アンテナの影が 夜に溶けていく 望遠鏡の奥 世界は遠くて 私はまだ 名前も持たない星 ねえ どうして 空はこんなに 広いの 私は今 星を測っている 触れられない光を 数えている きっと誰も 知らないけれど この夜のどこかに 私がいる 街の灯りが 静かに揺れて 遠くの電車が 星を連れていく レンズの奥に 空が映る 私はまだ 名前のない星 ねえ 聞こえる この静かな 光の声 私は今 星を探している 消えてしまいそうな 小さな光 まだ誰も 手が届かない あなたを待ってる それでもずっと もしもいつか 誰かが見つけて その名前を 呼んでくれたら

